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精神科コラム

高齢者の運転免許、臨時認知機能検査について1

 昨今、高齢者の運転操作のミスによる事故がニュースなどで散見される。その要因の一つとして、認知機能低下が指摘されるようになり、75歳以上の運転免許保持者は、更新時もしくは一定の定められた違反時には臨時認知機能検査を受けるよう義務づけられている。

 

 この臨時認知機能検査は、更新時の場合は更新満了日の6ヶ月前から受ける事が出来る。総合点が36点未満の場合は、「認知症のおそれがある」という判断になり、通常は適性検査受験もしくは専門の病院を受診し、医師の診断書を提出するように言われる。

 

 試験が36点未満で「認知症のおそれあり」となり、診断書提出命令にて当院を受診された場合、本格的に認知症の有無について精査し、診断する。この際に、認知症の診断となった場合は公安委員会が最終的に判定するが、原則は免許取消となる事が多い。

 

 そのため、「診断書作成料を払って、結果運転免許の取消になるより、自主返納をされた方が市町村によってはバスの回数券の補助などがある場合があるので、自主返納をお勧めします」とお伝えする事が多い。

 

 MCI(軽度認知障害)と診断した場合は、6ヶ月おきに再判定することを前提に運転免許の継続を許可されることもある。

 

精神科診療部長 坂本 成映