高齢者の運転免許、臨時認知機能検査について2
臨時認知機能検査の結果にどうしても納得がいかない場合は、期限内であれば再受験も可能である。再受験にて36点以上を取得すれば、「認知症のおそれなし」となり、場合によっては臨時高齢者講習の受講を指示されることはあるが、運転免許の継続保持が可能となる。
臨時認知機能検査の内容はA「16枚の絵を見た後に、採点と関係のない課題を一旦挟み、その後に何の絵が描かれていたかを思い出す検査」が32点とB「受講日の年月日曜日時刻を答える検査」が16点で、A×2.449+B×1.336という総合点で採点される。Aは全くヒントなしで答えた後に、ヒントありで答える検査で2段階となっている。仮に認知症ではないと仮定した上で、Bが満点であれば、Aで7点とれるといいので、16枚の絵からヒントなしで4枚思い出せれば計36点以上となる(ヒントなしであれば2点、ヒントありで思い出せたものは1点)。
ただ、この臨時認知機能検査はいくつかの基礎研究を参考に作られたもので、体感でも認知症のスクリーニングとしてはある程度すぐれた検査と感じている。ギリギリの40点程度であった場合でも可能であれば病院を受診して、一度、認知機能の精査をお勧めしたい。
精神科診療部長 坂本 成映



